この数値からも分かるように、骨粗しょう症は誰もがなりうる病気であり、さらに骨粗しょう症からの骨折が原因で寝たきりになったり、要介護になる可能性のある病気です。歳を重ねても健康的に、活動的に、元気に暮らしていけること。人生にとってそれは何より幸福なことです。骨を丈夫に保つことは、そのための大事な要因のひとつです。寝たきりになってしまうような骨折リスクを減らすだけでも、健康寿命は伸びるでしょう。そんな理想的な豊かな人生を送るためにも若いうちから骨強度低下のリスクを少しでも減らしていくことが大事です。ただでさえ自覚症状が少ない骨粗しょう症では普段の何気ない変化に気づくことも大切になってきます。