【骨粗しょう症②】
骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症は、自覚症状があらわれにくく、静かに知らないうちに進行してしまう怖い病気です。骨がもろくなっていても痛みが あらわれずらいので、こまめにチェックしておくことが大切です。老化現象として軽く考えていた症状が、実は骨粗しょう症の症状 だったことはよくあるので、気になることがあったら、早めにかかりつけ医へ相談しましょう。

「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」
(一般社団法人骨粗鬆症学会)

「平成28年(2016)国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)

この数値からも分かるように、骨粗しょう症は誰もがなりうる病気であり、さらに骨粗しょう症からの骨折が原因で寝たきりになったり、要介護になる可能性のある病気です。歳を重ねても健康的に、活動的に、元気に暮らしていけること。人生にとってそれは何より幸福なことです。骨を丈夫に保つことは、そのための大事な要因のひとつです。寝たきりになってしまうような骨折リスクを減らすだけでも、健康寿命は伸びるでしょう。そんな理想的な豊かな人生を送るためにも若いうちから骨強度低下のリスクを少しでも減らしていくことが大事です。ただでさえ自覚症状が少ない骨粗しょう症では普段の何気ない変化に気づくことも大切になってきます。

軽度の骨粗しょう症の症状

立ち上がるときに背中や腰が痛む

重いものを持つと背中や腰が痛む

背中や腰が曲がってくる

身長が縮んでくる

重度の骨粗しょう症の症状

背中や腰の痛みで寝込んでしまう

転んだだけで骨折する

背中や腰の曲がりが極端になる

身長の縮みがかなり目立つ